2017 年 1 月 13 日 のアーカイブ

Noism最新作の公開リハーサルに行ってきました!

2017 年 1 月 13 日 金曜日

日本で唯一の公立劇場専属舞踊団として、

新潟を拠点に活動を続けるNoism。

そのメインカンパニー、Noism1の待望の新作公演が、

まもなく1/20(金)に幕を開けます。

世界初演に先駆けて行なわれた公開リハーサルにお邪魔してきました。

公演では、近代童話劇シリーズ第2弾『マッチ売りの話』と

抽象舞踊『passacaglia(パッサカリア)』の2作品が上演されますが、

この日はその前半、『マッチ売りの話』が一部公開されました。

ある一軒家での出来事が映し出す社会の縮図を描いた、不条理な物語舞踊です。

メンバーは仮面をかぶって演技。ユーモラスさと怖さを併せ持つ不思議な仮面です。

家の外の世界でも物語が展開されています。

弟を足蹴に! 殴る蹴る、激しいシーンでした。

あ、少女がマッチすってる!

コミカルななかにもゾッとするようなシーンが登場し、

わずかな時間の中でも、作品の秘める複雑な世界観を感じられました。

ひとりひとりに指導を付ける金森監督。その細かさには、いったいいくつ目があるんだろうと思ってしまうほど

リハーサル後は金森監督の囲み取材。

『マッチ売りの話』というタイトルについては、

「アンデルセンの童話と劇作家・別役実による不条理劇という2作品を重ねたオリジナル作品として観てもらいたかったから。お客様にもまったく違う作品として観に来ていただきたいですね」。

また今回、物語舞踊と抽象舞踊を同時上演するという初の試みに挑んだ理由を、

「違う要素のものを分けて考えるのは、今の時代とても難しいこと。違う要素を同時に読み解く、多様な価値観を複雑なまま受け入れることが、時代として問われているのではないかと。パフォーミングアーツは記憶の芸術。最後に何を思ったかがすべてだと思う」。

実は『マッチ売りの話』と『passacaglia』は、表現は違えど同じ深層から派生したものとか。

言い換えれば、合わせてひとつのテーマを伝える作品になっているというわけ。

「今回はこの2作品を、休憩を挟まず連続して上演するんです。表現が両極だから、お客さんは混乱しそう? 混乱してください(笑)」。

観終った後、私たちの心に何を残すのか…とても楽しみです!

『マッチ売りの話』で印象的な仮面については、

「仮面を取り入れることは、創作の最後の段階で出てきた発想。舞踊家個人を前に出すのではなく、”誰でもありうる存在”として描きたかったんです。仮面をかぶることで次元的に飛躍できますからね。舞踊家にとっては、仮面をかぶって演技するのは非常に難しいことなんです。普段いかに表情でごまかされているかが分かる。この経験が、舞踊家の身体表現力を養うことに繋がればと思います」。

最後に「今回は絶対2回は観た方がいい! そうじゃないと分からないかも」と言い残し、金森監督はスタジオに戻っていったのでした。。。

公演は1/20(金)~29(日)、2/17(金)~2/26(日)の計12回。

前売り分完売公演も続出しています
(現在発売中は1/27(金)・28(土)と後半の公演6回のみ)。
チケット入手はお早めに!

また、公演のスペシャルサイトがオープンしていますの、ぜひチェックを!