冬になると、いつもより音楽が聴きたくなりませんか?

 

私のコラムと言えば、音楽ネタですみません。

師走ですねぇ…この季節になると、レコードが聴きたくなったり、

映画が観たくなったりしませんか?

僕だけかなぁ・・・。

で、またまた、感動ものの作品がリリースされるので、お知らせします。

アントニー・アンド・ザ・ジョンソンズの新作であります。

ルー・リードは、「初めて彼の歌を聴いたとき、

私は自分が天使の前にいるのだと分かった」と言った。

うんうん、わかるわかる。何てうまい表現なんだろう。

日本盤がリリースされるのは1月23日。

アントニー・アンド・ザ・ジョンソンズの

4年振りの新作『クライング・ライト』。

シンプルなピアノメインのサウンド

も秀逸だが、アントニー・ヘガティ(Vo)のビブラートのかかった、

その声は、繊細でいて力強く、でも、太くもなく細くもない。

確実に言えるのは、狂気の宿った美しい声、

まさにこれが“天使の声”なのだろうと思う。

聴いていたら、何故だか涙が溢れていた──「いやぁ…参ったなぁ」

という感じの傑作だ。

あまりこの表現は使いたくないのだけれど…今ならいいか。

“癒し”とは、こういう声のことを言うのだろうと思う。

アントニー・ヘガティは1971年生まれ。三十代後半。

ビョークの『ヴォルタ』、ボブ・ディランの伝記映画

『アイム・ノット・ゼア』のサントラ、

ルーファス・ウェインライト、マリアンヌ・フェイスフル、

そしてルー・リードの近作に参加するなど

遅咲きの注目を集めるに至っている。

最近のEPでもそうだったが、ジャケットにはアントニーが敬愛する、

百歳を超えても現役、日本の舞踏家・大野一雄のポートレイトが使われている。

これがまた素晴らしい。

内容もそうだが、是非ともレコードで持っていたい作品です。

今回もマニア向けの内容ですみません。それではまた。

2008.12.18 夜7時

棚橋和博

 

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